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ベルリンの壁とナチスを巡る。。その4 @ Berlin

ウォーキング・ツアーですから、徒歩でてくてく・・・てくてく・・・4時間もベルリン市内を歩きました。。
ガイドのKatieさんは、声も大きくて、元気いっぱい!
これで無料なんて、申し訳ないです!




Berlin18

ジャンダルメン広場(Gendarmenmarkt)
ベルリンで一番綺麗な広場だそうで、ガイドさんも一番好き!とおっしゃっていました。

左に写っているのが、コンツェルト・ハウス。
その名の通り、コンサート用の建物です。
ベルリン・フィルを擁するベルリンですから、音楽の催しも充実しているんでしょうね。。

右に映っているのが、フランス大聖堂。
中世に、ペストの流行で人口が激減したベルリン。
フランスから大量の技術者を招き入れたそうです。
そのフランス技術によって建てられた大聖堂で、ドイツ人からは総スカン。。
じゃあ、ドイツ大聖堂を建てよう!ということで、このお向かいにもう一つ大きな大聖堂を建てました。
でもね、それが双子ちゃんのように、まったく同じなんです。。おかしい。。(^_^.)


ジャンダルメン広場から北へ向かうと、国立オペラ劇場のあるベーベル広場(Bebelplatz)に出ました。
このオペラ劇場、ピンク色の壁で、ちょっと。。変。。(>_<)
でも、中はすっごく豪華だそうです。。
     ・・・写真を撮るの忘れました。。

ワーグナーを愛するヒトラーは、オペラ劇場が爆撃された時、激怒したんですって。。


Berlin19

同じ広場には、聖ヘドヴィッヒ聖堂。
大きな丸い屋根が、印象的です。


Berlin20

通りの向こうには、フンボルト大学。
ヘーゲル、マルクス、ハイネ、アインシュタインと、卒業生はそうそうたる顔ぶれです。。
ベルリン最古の大学で、今年は200周年なんですって。。
森鴎外も留学しています!


この広場にも記念碑があります。。
写真が無いので、文章だけで。。

ナチスが台頭した1933年、フンボルト大学にあった、ユダヤ人やマイノリティー(ロマ人や同性愛者等)に関する書物、約20,000冊をこの広場で焼いたんだそうです。

その記念碑は、広場の地下にあり、地上からガラス窓を通して覗くようになっていました。(肉眼でもちょっと見づらかった為、写真を撮れず。。)
記念碑は、白い空っぽの本棚でした。。
焼失した20,000冊の本棚を意味しているそうです。
この記念碑は、ユダヤ人の彫刻家による物で、窓で封印しているのは、「後から歴史を書き換えられないように」という意志の表れだそうです。

そして、この記念碑から数歩離れた所にある、詩人ハイネの一節。

     書物を焼くのは始まりに過ぎない。書物を焼いたその場所で、最後に彼らは人間を焼くのである。

ハイネも、ユダヤ人だったんですね。。
彼の本も、きっとここで焼かれたのでしょう。。
彼の残した言葉が、100年の時を経て、ナチスによって実際に行われたことに、言葉を失いました。。

書物を焼く行為 - 思想・言論の自由を奪うということ - に嫌悪感を抱くのは、人間として、心の何処かでこの言葉を知っているからなのかもしれません。。


フンボルト大学のお隣には古い建物。。

Berlin21

時代によって、いろんな名称が付けられたそうです。
えっと。。今は何だったかな。。


Berlin22

中には、亡くなった子供を抱いた女性の像。。
天井には、丸いガラス窓がありました。

雨の日には、ガラス窓を打つ雨で、女性が泣いているように見えるそうです。

この像の作者は、2度の大戦で家族を失っているそうで、その思いが静かに非戦争を訴えていました。。


・・・つづく・・・


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